畳張替えのご報告
この度、当社のご社殿内の拝殿にございます畳の張替えが完了しましたことをご報告いたします。
当社でご祈願をお受けいただいたことのある方にはご承知の通りでございますが、
ご社殿内はご参列の方がお座りになられる場所が畳張りになっております。
大神様に大変ご無礼ながら、勿論費用の面もございますが、何十年と同じ畳のまま時を経て参りました。
しかしながらこの度縁あって張替えの時期を迎えることができ、今月初めに改修奉告祭も執行し、
業者様含めた皆々様のお力により滞りなく、ご社殿内の畳の張替えの完了を迎えることが出来ました。
畳というものは、日本の伝統技術の結晶と申上げても過言ないほどの、大変に手間のかかる物とお伺いしました。
原材料のい草の確保や加工は勿論のこと、虫よけや、長期的な耐久力の上がる加工をい草に施す技術、
また完成した畳をどういった順番で配置し微調整することで、継ぎ目無い平らな一面に仕上げるかなど…
作業をしていただいている様子をお見かけすれば、いくつでも語れる程のお手間をかけていただきました。
関わってくださった皆様方に、この場をお借りして改めて深く御礼申し上げます。
まだしばらくは、ご社殿の外からでも張り替えたばかりのい草の香りが感じられるかと思います。
青々とした爽やかな畳をご覧いただき、ご祈願もいつも以上に清々しいお気持ちになっていただけるかと存じます。
6月に入り、当社では今月末の30日に令和4年度の胎内くぐりを迎えることとなります。
いつの間にか迎える1年の半分、暑さに気をつけながら、平穏をご祈念して日々を過ごしましょう。
(※光の具合で色合いが違く見えてしまいますが、作業終了寸前と作業後の畳の様子です。是非とも青々とした様子をご覧にご来社ください。)